土地の特徴と法規、注意点
防火規制について
まず始めに敷地に対してどのような防火規制がかかっているかについて 調べる必要があります。防火規制がなされている地域の場合、国土交通省の特別認定を取得したメーカーによる施行 で建築が可能になる場合があります。
幹線道路沿いや住宅密集地に指定される「防火地域」は従来木造建築がほぼ不可能でしたが、「45分耐火認 定」を取得したメーカーならば面積100u以下に限って建築することが可能です。
「準防火地域」は防火地域に準ずる規制を受ける地域ですが、「30分耐火認定」があれば建築ができます。また建 築基準法による「22条・23条地域」に指定されている場合、屋根と延焼のおそれがある外壁を準防火性能にすれ ば建築することができます。
特別認定の実績はメーカーによって違うので、どのような認定を取得しているのかメーカーに確認しておきましょう 。
最建築時のセットバックについて |
北側斜面について |
建築基準法上で道路として指定されている幅員4m未満の道路に接した土地の場合は道路の中心から2 mセットバックしなければならず、この部分は敷地面積に算入されません。 |
|
|
|
|
|
|
おすすめはポスト&ビーム工法
敷地が狭かったり複雑な場合や、北側斜線の規制が厳しい場合はポスト&ビーム工法のログハウスがおすすめです。他のログに比べて設計の自由度が高く、複雑な設計にも対応しやすいからです。また住宅地にも違和感な くモダンな外観に仕上げやすいのも特徴です。市街地で住宅を建築する時に意外に悩むのが駐車場の確保。狭い土地を有効利用するために建物の設計にしわ寄せが来る場合が多いですが、そんな時でもポスト&ビームなら比較的ローコストで対応しやすいと言えます。
防火規制地域→特別認定クリアOK
準防火地域 |
防火地域に準ずる住宅密集地。 |
|
22条地域 |
建築基準法第22条に規定される、屋根を不燃材料にしなければならない。 |
23条地域 |
市街地にある22条地域。木造建築物は外壁も不燃材料にしなければならない。 |
|
|
特別認定の種類
|
ログハウスの建築可能地域とその使用 |
|
耐火認定なし |
延焼ライン外に立てるか、延焼ライン内のものはログウォールを鉄鋼モルタル塗や漆喰塗などの不燃材で覆うなど、防火構造にする必要がある。 |
20分耐火認定 |
準防火構造にあたる。土塗壁同等防火性能壁。面積1000m2以下で、屋根を不燃材とすれば22条地域内にも建設が可能。 |
30分耐火認定 |
防火構造にあたる。面積500m2以下なら、準防火地域に建設が可能。 |
45分耐火認定 |
面積1000m2以下なら防火地域内にも建設が可能。準防火地域に面積500m2超1500m2以下で建設する場合にもこの耐火認定が必要。 |
|
|
それ以外の地域は問題なし
check
北海道 補聴器専門店
Last update:2023/3/8
HOME